【令和4年地価調査・中国エリア概況】岡山県・広島県の商業地で前年の下落から上昇に転じる。

令和4年7月1日時点における地価調査価格が発表されました。中国エリアにおける各都道府県ごとの地価の動向の概況は次の通りです。

 <鳥取県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.9%(前年▲1.1%)、商業地で▲1.3%(前年▲1.5%)。住宅地は平成12年以降23年連続の下落、商業地は平成4年以降31年連続の下落となっているが、いずれの用途も下落幅は縮小している。
 
 <島根県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲1.0%(前年▲1.1%)、商業地で▲1.1%(前年▲1.3%)。松江市の住宅地では、分譲地人気が高い地点で需要が堅調であり、松江市玉湯町(松江-31、32)では3年連続で上 昇した。また、出雲市大社町の神門通りの地点(出雲5-8)は、コロナ禍による移動制限の緩和により、入込客数は前年比増加傾向にあり、3年ぶりに変動率が上昇した。
 
 <岡山県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.7%(前年▲1.1%)、商業地で+0.2%(前年▲0.7%)。なお、岡山駅周辺では大型商業施設のリニューアル、複合商業施設の開業等により繁華性が向上しており、更に駅前再開発事業による発展期待等により、事務所やマンション等の需要が見られることから、地価の上昇が継続している(北5-2:1,720,000円/㎡、+9.6%)。
 
 <広島県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.3%(前年▲0.7%)、商業地で+0.7%(前年▲0.2%)。住宅地は前年に引き続き下落したが下落幅は縮小、商業地は前年のマイナスから上昇に転じた。

 <山口県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.5%(前年▲0.6%)、商業地で▲0.6%(前年▲0.8%)。住宅地では平成11年以降24年連続の下落、商業地では平成6年以降29年連続の下落となった。

 
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