【令和3年地価公示・中国エリア概況】広島県では、住宅地・商業地ともに地価が下落に転じる。

令和3年1月1日時点における地価公示価格が発表されました。中国エリアにおける各都道府県ごとの地価の動向の概況は次の通りです。

 <鳥取県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.8%(前年▲0.6%)、商業地で▲1.6%(前年▲0.8%)。いずれの用途も依然として下落基調で推移しています。
 
 <島根県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.7%(前年▲0.5%)、商業地で▲1.3%(前年▲1.1%)。住宅地では、平成15年から19年連続の下落となり、下落幅は9年ぶりに拡大となりました。また、商業地では平成6年から28年連続の下落となり、住宅地同様、9年ぶりに下落幅は拡大しています。
 
 <岡山県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.6%(前年0.0%)、商業地で▲0.2%(前年+1.0%)。住宅地は、前年、平成7年以来25年ぶりに下落がストップしましたが、再び下落となりました。また、商業地は、平成28年以来5年ぶりに下落に転じました。
 
 <広島県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.4%(前年+1.3%)、商業地で▲0.9%(前年+3.9%)。広島市のあき亀山駅周辺の住宅地では、平成29年に新駅が開業したことに加え、駅に近接して市民病院が建設中で、利便性の向上から需要は堅調であり、住宅地の地価は上昇しています(広島安佐北-28:73,300円/㎡、+4.1%)

 <山口県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.1%(前年+0.3%)、商業地で▲0.4%(前年▲0.2%)。住宅地では平成30年以来3年ぶりに下落し、商業地では平成6年以降28年連続の下落となりました。また、商業地は平成23年以来10年ぶりに下落幅が拡大となりました。

 
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