不動産の価格査定の方法教えます~第14回
不動産の価格をご自分で査定したい人向けの「みんな鑑定士」シリーズの第14回目です。
今回は奥行逓減についてご説明いたします。奥行は、前面道路から画地の奥までの距離のことで、前面道路から奥にいけばいくほど、つまり前面道路から離れるほど、土地の効用(価格)は減価していきます。これが奥行逓減です。
<奥行逓減による格差率>
(優良住宅地域) 普通100 やや劣る-6 劣る-12 相当に劣る-18 極端に劣る-23
(標準住宅地域) 普通100 やや劣る-6 劣る-12 相当に劣る-18 極端に劣る-23
(混在住宅地域) 普通100 やや劣る-6 劣る-12 相当に劣る-18 極端に劣る-23
(農業集落地域) 普通100 やや劣る-5 劣る-15 (参考:土地価格比準表第7次改訂)
上記格差率は、普通(通常の奥行の画地)を100としたときの奥行逓減による減価率の目安です。なお、土地価格比準表第7次改訂版では、以下のように分類しています。
「普通」~ 標準的な画地とほぼ同じ奥行の画地
「やや劣る」~ 標準的な奥行の1.5以上2.0未満の画地
「劣る」~ 標準的な奥行の2.0以上2.5未満の画地
「相当に劣る」~ 標準的な奥行の2.5以上3.0未満の画地
「極端に劣る」~ 標準的な間口の3.0以上の画地
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