不動産の価格査定の方法教えます~第13回
不動産の価格をご自分で査定したい人向けの「みんな鑑定士」シリーズの第13回目です。
今回は間口狭小についてご説明いたします。間口は、前面道路に接面する部分のことで、間口狭小とは、間口が狭く、出入りがしにくい土地のことをいいます。間口狭小の土地は、当然、通常の間口を持つ画地に比べて減価が認められます。
<間口狭小による格差率>
(優良住宅地域) 普通100 やや劣る-6 劣る-12 相当に劣る-18 極端に劣る-23
(標準住宅地域) 普通100 やや劣る-6 劣る-12 相当に劣る-18 極端に劣る-23
(混在住宅地域) 普通100 やや劣る-6 劣る-12 相当に劣る-18 極端に劣る-23
(農業集落地域) 普通100 やや劣る-7 劣る-17
※参考:土地価格比準表第7次改訂
上記格差率は、普通(通常の間口距離を有する画地)を100としたときの間口狭小による減価率の目安です。なお、土地価格比準表第7次改訂版では、以下のように分類しています。
「普通」~ 標準的な画地とほぼ同じ間口の画地
「やや劣る」~ 標準的な間口の0.6以上0.7未満の画地
「劣る」~ 標準的な間口の0.4以上0.6未満の画地
「相当に劣る」~ 標準的な間口の0.2以上0.4未満の画地
「極端に劣る」~ 標準的な間口の0.2未満の画地