平成30年度 住宅取得者の平均世帯年収、平均購入資金は?

 「平成30年度住宅市場動向調査」の結果が国土交通省より公表されました。本調査は、平成29年度中(平成29年4月~平成30年3月)に住替え・建替え・リフォームを行った世帯を対象に、住替え・建替え前後や住宅取得の資金調達の状況などを調査したもので、平成13年度より毎年実施しているものです。
 主な項目の調査結果は以下のとおりです。

(1)住宅の選択理由 
 注文住宅取得世帯では、「信頼できる住宅メーカーだったから」が50.7%で最も多い。分譲マンション、中古マンション取得世帯では、「住宅の立地環境が良かったから」が最も多く、それぞれ72.3%、60.5%。
中古戸建住宅、民間賃貸住宅入居世帯では、「価格/家賃が適切だったから」が最も多く、それぞれ59.7%、50.3%。

(2)世帯主の年齢
 世帯主の年齢をみると、注文住宅(新築)、分譲戸建住宅、分譲マンション、中古戸建住宅では「30 歳代」が最も多く、注文住宅(建て替え)とリフォーム住宅では「60 歳以上」が5 割以上で最も多い。中古マンションでは「40 歳代」が3 割程度、民間賃貸住宅では「30 歳未満」が3 割程度。

(3)世帯年収
 世帯年収(税込み)は分譲マンションが最も高く、平均で840 万円。次いで注文住宅(三大都市圏)が平均779 万円。民間賃貸住宅が最も低く、平均508 万円。

(4)購入資金
 購入資金は、土地を購入した注文住宅新築世帯で平均3,971 万円、建て替え世帯で平均3,491 万円、分譲戸建住宅と分譲マンションの取得世帯でそれぞれ平均3,933 万円、4,577 万円、中古戸建住宅と中古マンションの取得世帯でそれぞれ平均2,814 万円、2,819 万円。また、リフォーム資金は平均241 万円。

 
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