既存マンションの成約価格が75か月連続で上昇(指定流通機構の物件動向)

 公益財団法人不動産流通推進センターが発表した「指定流通機構の物件動向(令和元年11月)」によりますと、

 <1>全国の既存マンションの状況
 令和元年11月の全国の既存マンションの成約価格は2,857万円(前年同月比4.93%のプラス)、成約単価は43.13万円/㎡(同5.68%のプラス)となり、ともに平成24年9月から75か月連続の上昇となりました。
 また、専有面積は67.36㎡(同0.52%のマイナス)で2か月連続のマイナス、築年数は22.93年(同2.7%のプラス)、物件数は5,930件(同0.84%のマイナス)となっています。
 
 <2>地域別の既存マンションの動向
 既存マンションの地域別の動向としては、東北(成約価格1,800万円、前年同月比8.23%上昇)、首都圏(成約価格3,557万円、前年同月比6.66%上昇)、四国(成約価格1,429万円、前年同月比6.28%上昇)などではマンションの成約価格が前年同月比で上昇している一方、北陸(成約価格1,465万円、前年同月比9.27%下落)、北海道(成約価格1,650万円、前年同月比3.61%下落)、北関東・甲信越(成約価格1,839万円、前年同月比1.70%下落)では成約価格が前年同月比で下落している結果となりました。
 
 <3>全国の既存戸建住宅の状況
 令和元年11月の全国の既存戸建住宅の成約価格は2,248万円(前年同月比0.51%のプラス)、建物面積は113.86㎡(同1.49%のプラス)、土地面積は198.44㎡(同1.26%のプラス)、築年数は25.37年(同2.59%のプラス)、物件数は3,217件(同2.03%のプラス)となっています。
 
 <4>地域別の既存戸建住宅の動向
 既存戸建住宅の地域別の動向としては、四国(成約価格1,415万円、前年同月比15.56%上昇)、中国(成約価格1,415万円、前年同月比8.73%上昇)、九州・沖縄(成約価格1,715万円、前年同月比3.78%上昇)などでは戸建住宅の成約価格が前年同月比で上昇している一方、東北(成約価格1,865万円、前年同月比4.37%下落)、北陸(成約価格1,302万円、前年同月比4.02%下落)、中部圏(成約価格2,258万円、前年同月比0.59%下落)では成約価格が前年同月比で下落している結果となりました。
 
 不動産鑑定評価、不動産調査報告など弊社のサービス案内についてはこちらまで
 不動産についての相談、不動産鑑定評価の問い合わせはこちらまで