「日照」について
不動産の価格をご自分で査定したい人向けの「みんな鑑定士」シリーズの第22回目です。
今回は「日照などの自然的条件」についてご説明いたします。日照の確保、温度、湿度、風向き、通風などの自然的条件の良し悪しは、居住者の健康に影響を及ぼし、居住の快適性を大きく左右するものです。
<日照などの自然的条件による格差率>
(優良住宅地域) 優る101.5 普通100 劣る98.5
(標準住宅地域) 優る101.5 普通100 劣る98.5
(混在住宅地域) 優る101.5 普通100 劣る98.5
(農家集落地域) 優る101.5 普通100 劣る98.5
「優る」~ 日照などの自然的条件が通常より優れている画地
「普通」~ 日照などの自然的条件が地域において通常である画地
「劣る」~ 日照などが通常以下であって自然的条件が劣っている画地
(参考:土地価格比準表第7次改訂)
例えば、標準的な画地の土地価格が100,000円/㎡程度の混在住宅地域内にある土地で、隣地に建物が存するため日照が阻害されている場合の土地価格は、
(標準的画地価格) (自然的条件格差率)
100,000円/㎡ × 98.5/100 = 98,500円/㎡
となります。
なお、日照や通風の阻害されている程度により格差率は大きくなったり、小さくなったりしますので、上記の格差率はあくまで目安の数字です。
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