【令和4年地価公示・中国エリア概況】広島県では、住宅地・商業地ともに地価が上昇に転じる。
令和4年1月1日時点における地価調査価格が発表されました。中国エリアにおける各都道府県ごとの地価の動向の概況は次の通りです。
<鳥取県>
県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.5%(前年▲0.8%)、商業地で▲1.7%(前年▲1.6%)。いずれの用途も依然として下落基調で推移している。住宅地は前年より下落幅が縮小となったが、商業地では下落幅は拡大している。
<島根県>
県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.5%(前年▲0.7%)、商業地で▲1.2%(前年▲1.3%)。住宅地では、平成15年から20年連続の下落、商業地では平成6年から29年連続の下落となったが、いずれの用途も下落幅は縮小となった。
<岡山県>
県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.3%(前年▲0.6%)、商業地で+0.2%(前年▲0.2%)。住宅地は、2年連続の下落となったが、下落率は前年より0.3ポイント縮小した。市町別でみると、早島町(+0.5%)、岡山市(+0.2%)、総社市(+0.1%)で上昇したが、その他の市町では下落となった。また、商業地は前年のマイナスから2年ぶりに上昇に転じた。市町別でみると、岡山市(+1.0%)、総社市(+1.0%)、早島町(+1.0%)、倉敷市(+0.4%)で上昇、里庄町、鏡野町で横ばい、その他の市町で下落となった。
<広島県>
県全体の平均変動率は、住宅地で+0.2%(前年▲0.4%)、商業地で+0.8%(前年▲0.9%)。広島市流川地区では、営業自粛もあって、店舗の収益性は低下しているが、人流は徐々に回復傾向にあり、下落率は縮小している。(広島中5-14:1,090,000円/㎡、▲0.9%)
<山口県>
県全体の平均変動率は、住宅地で+0.2%(前年▲0.1%)、商業地で▲0.3%(前年▲0.4%)。住宅地では2年ぶりに上昇したが、商業地では平成6年以降29年連続の下落となった。