令和元年地価調査における地価動向の概況(信越・北陸エリア)

 令和元年7月1日時点における地価調査価格が発表されました。信越・北陸エリアにおける各都道府県ごとの地価の動向の概況は次の通りです。

 ・新潟県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.9%(前年▲1.2%)、商業地で▲0.8%(前年▲1.2%)、工業地+0.4%(前年▲0.8%)。住宅地及び商業地は下落率が前年より縮小、工業地は22年ぶりの上昇となりました。
 
 ・長野県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.8%(前年▲0.9%)、商業地で▲1.0%(前年▲1.4%)。市町村別の用途別平均変動率は、住宅地では松本市、塩尻市、安曇野市、軽井沢町、御代田町、山形村、白馬村及び小布施町で上昇し、南箕輪村、朝日村、松川村及び野沢温泉村で横ばいとなりました。また、商業地では、松本市、塩尻市、軽井沢町、御代田町、小布施町及び野沢温泉村で上昇となり、安曇野市及び白馬村で横ばいとなりました。
 
 ・富山県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲0.2%(前年▲0.3%)、商業地で+0.1%(前年+0.1%)。住宅地は平成10年から22年連続の下落となりましたが、下落幅は縮小しています。また、商業地は2年連続の上昇となっています。
 
 ・石川県
 県全体の平均変動率は、住宅地で+0.4%(前年▲0.4%)、商業地で+1.3%(前年+0.5%)。金沢市の南に隣接する野々市市は、金沢市内への交通利便性や相対的に低い価格水準が選好されるとともに、市内に2 つの大学が所在するなど若年層も多く、石川県内一人口が増加していることから住宅需要が堅調であり、当市の住宅地地価は上昇幅が拡大(+4.3%、前年+1.5%)している。
 
 ・福井県
 県全体の平均変動率は、住宅地で▲1.6%(前年▲1.8%)、商業地で▲1.5%(前年▲1.7%)。地価の上昇地点数は 25地点(前年17地点)となり 、 上昇地点が増加 しました。 うち住宅地は15地点(前年10地点)、商業地は10地点(前年7地点)が 上昇 しました。なお、新幹線開業の期待感により、福井駅・敦賀駅周辺の商業地の 上昇傾向 が継続しています。
 
 
 
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