不動産の価格査定の方法教えます~第2回

 不動産は住宅地域、商業地域、工業地域など、ある一定の用途を中心とした、まとまりのある地域を構成しています。そして、各地域毎にだいたいの価格水準が形成されます。分かりやすく言えば、○○ニュータウン内の住宅地ならだいたい坪50万円だとか、○○駅前の商業地なら坪100万円、といったように、地域ごとにだいたいの価格水準が存在しています。

 不動産の価格を評価するには、まず、①査定したい土地(対象地)が属する地域内での標準的な画地がいくら位であるかを把握する必要があります。次に、②その地域の標準的な画地と対象地との格差を判断することにより、対象地の価格を求めます。

 これを公式にすると、
 (①地域内における標準的な画地の価格) × (②標準的な画地と対象地との格差) = 対象地の価格
 となります。

 上記①の地域内の標準的な画地の価格を求める方法については、次回第3回目~第7回目、②の標準的な画地と対象地との比較については、第8回目以降でご説明できたらと思います。
 
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