茨城県の人口転出超過が全国最多

 総務省が住民基本台帳に基づいて去年1年間の人口移動をまとめたところ、茨城県から県外に転出した人(60,239人)は、茨城県内に転入した人(52,495人)よりも7,744人多く、転出者が転入者を上回る「転出超過」の数は全国の都道府県で最多であったことが分かりました。
 不動産鑑定評価基準には、不動産の価格を形成する要因のうち一般的要因として「人口の状態」が掲げられています。人口が増えれば不動産に対する需要も増加し、逆に人口が減れば需要も減少するわけですから、人口の状態が不動産の価格を左右する要因のひとつと考えるのは当然のことです。口で言うのは簡単かもしれませんが、少しでも早く人口流出を食い止める対策が望まれます。
 
 ちなみに、1月1日現在の県常住人口調査(市町別)によると、人口増となったのは、つくば市(+3,446人)、守谷市(+712人)、阿見町(+81人)、神栖市(+47人)、つくばみらい市(+40人)の5市町。これ以外の39市町は人口減となり、減少幅が大きかったのは、日立市(-2,087人)、常陸太田市(-991人)、筑西市(-950人)、桜川市(-864人)、石岡市(-795人)。
 
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